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題名:移動する日本語教育者のライフストーリー研究 ―海外経験がもたらす影響と変容―
作者:侯佳彦
作者(外文):HOLMES, YOSHIHIKO
校院名稱:東吳大學
系所名稱:日本語文學系
指導教授:陳淑娟
李宗禾
學位類別:博士
出版日期:2022
主題關鍵詞:ライフストーリー研究海外経験の影響教師の成長異分野接触メンター生命故事敘事法海外經驗影響教師成長跨領域接觸導師
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 本研究は日本語教師の海外経験がもたらす影響についてライフストーリー研究の方法を通して明らかにしたものである。
 1990年代後半からグローバル化により社会的環境が変化し、日本には多種多様な在留外国人が増加した。従来の日本語教育による指導方法では対応できない困難に遭遇しているため、教育者の姿勢、在り方が重要になってきた。では、教師の変容はどのような実践を通して、成長したのだろうか。本研究では先行研究を踏まえ、経験豊富な日本語教育者にその海外経験を語っていただき、分析、考察を行った。
 分析は桜井(2012)の「対話的構築主義アプローチ」を援用し、日本語教師歴30年の経験豊富な日本語教師3名(日本語母語話者2名、日本語非母語話者1名)を対象に行った結果をそれぞれ研究1、研究2、研究3とした。
 研究1:海外移動による教育と研究の変容
 研究2:非日本語母語話者の日本語教師の日本留学経験がもたらす成長
 研究3:異文化適応力を身に付けた経験とその背景
 各研究を分析した後、考察として横断的に共通性を見出し、縦断的に特殊性を抽出した。結果として、共通性には3つの要因が見出せた。母国の教育環境、早い時期からの教育実践、海外移動による変容が挙げられた。特殊性では4つの要素が挙げられた。人格的特徴、言語の学習者・教育者・研究者の立場と家族、社会人経験、移動の型が関係していることがわかった。
 結論として、3名の日本語教育者の1.「教師の成長過程」にはヒト・モノ・コトと連続的に深く関わりながら教育や研究を実践し、変容した過程があった。海外経験を積んだことで恩師と出会い、やがて自身もメンターへ成長したことも明らかとなった。2.「社会的現実」とは「多様性理解」である。異文化社会に足を踏み入れ、個の理解を深め、多様性を容認する姿勢が養われる教師に成長できた。3.「メンターとの関連性」は恩師と呼べる存在がメンターであると捉えられ、3名の日本語教育者もやがてメンターとしての教育活動を実践するように次の世代へ伝承されていくことが明らかとなった。4.「日本語教育への意義」とは多様性を持つ学習者理解のメンター教育者の存在が明らかになったことである。その経歴と伝承こそが日本語教育にとり意義のある考察となった。
  本研究以生命故事敘事法探討日語教師的海外經驗帶來的影響。
  1990年代之後全球化影響下社會環境有了改變,居留日本的外國人增多了,且各自背景益趨多樣化,過去模式的日語教學指導方法面臨了無法因應的困難。因此日語教育者的能力與態度益形重要。那麼教師的成長變化,是經由什麼樣的經歷過程而形成的值得探討。本研究踏襲先行研究,透過訪談經驗豐富的日語教師的海外經驗,整理分析資料,探討引發教師成長變化的因素。
  本研究援用櫻井(2012)的「對話架構理論」,訪談分析擁有日語教育經歷30年的經驗豐富日語教師3名(日語母語話者2名,非日語母語話者1名),探討海外經驗對教師成長的影響。將研究結果個別整理成研究1、研究2、研究3,其重點如下。
  研究1: 海外經驗對教學與研究的影響。
  研究2:非日語母語話者的日本留學經驗帶來的成長。
  研究3:融合跨文化適應力的經驗與背景。
  分析整理各研究之後,探討橫向的共通性,以及縱向的特殊性。結果看出3人各具有「母國教育環境」「早期有教師經驗」「海外經驗帶來的變化」3項共同因素;另外也看出了3人各有的「人格特質」「具語言學習者、教育者、研究者身分」「社會經驗」「移動模式」不同的特殊性。
  總結是3名日語教育者1.在教師成長過程中與環境中的人、事、物有深厚的關聯性,而醞釀成教學與研究的成長,特別是在海外受到恩師影響很大,之後自己擔當導師。2.「社會性現實」部分是獲得多樣性理解能力,跨入異文化參與跨領域活動經驗,培養包容多樣性,以及對「個人」理解的能力。3.「導師角色的關聯性」,稱為「恩師」者是3人受啟蒙者,事後3人各自也發展成引導下一代的「導師角色」。4.「對日語教育的啟示」是養成了對多樣性學習者的包容能力,同時承擔了培育下一代導師角色。
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