玄奘大學応用日本語学科(以下本学科と記す)は、国際交流を推進す るために国際交流学習(跨域學習)三部曲と名付けた「海外移動学習(境 外移地教学)、海外インターンシップ(海外實習)、交換留学(交換游 學)」を学科の重点施策としてこれまで実施してきた。しかし Covid19 コロナウイルス感染症(以下コロナと記す)の世界的な流行により、国 際交流は困難な状況を迎えた。これは国際交流にとどまらず、教室内で の授業でもクラスに集まっての授業が中止になった。しかし多くの教育 機関はオンライン授業を取り入れ、これは国際間の授業や交流にも適用 された。 本学科はコロナ発生まえからオンラインの国際交流に取り組んでお り、コロナ流行中の国際交流の機会は、コロナ流行前よりも多くなり、 新たな国際交流学習(跨域學習)三部曲を形作り始めた。本稿では本学 が今後さらに取り組みたい国際交流の新たな道筋として、国際交流学習 (跨域學習)新三部曲について論じる。